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BY shiho yoshida | 2023-02-10 14:45:43 | 商品についてのちょっとしたお話

1908年、ドイツのドレスデンで生まれたMelittaメリタ社は
世界で初めて「ペーパードリップシステム」を考案したコーヒー専業ブランド。
今日では、イングランドのプロサッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッドの
オフィシャルコーヒーパートナーに選ばれるなど、
世界150ヵ国以上の人々に支持されています。

今日はこのメリタ社についてのお話を。

*。・・。:。・。・*・。・*。:・。



~ Melittaメリタ誕生の歴史 ~


コーヒードリッパーで世界シェアNo.1のブランドであるメリタ。
「もっと手軽においしいコーヒーをいれて、最愛の夫に飲ませてあげたい。」
夫を想う深い愛情から、
メリタ・ベンツさんによって考案されたのが、現在のペーパードリップシステムです。


当時は挽いたコーヒー豆をお湯に浸して抽出するのが一般的で、
カップの底に残るコーヒーの粉は味を損ね、何より器具の手入れが非常に面倒でした。

美味しいコーヒーを簡単に作るには・・・、と試行錯誤の毎日を過ごしていたメリタさん。
紙を使ってみたらどうなんだろう?と思いたったある日、
「あ!!あれを使ってみよう!!と、」子供部屋に行き、
息子の学校のノートからインク吸取紙をやぶり実験を開始します。

それと、家にあった真鍮製の容器に穴をあけ円錐状に丸めた紙を設置してコーヒーを濾過する、
これが現在のペーパードリップの誕生となったわけです。


少し続き。
メリタ社は1953年に食器製造部門「Melitta Porzellan」をスタートさせ、
1970年代には、独自の技術で釉薬を施した''Ceracron''セラクロンシリーズを誕生させました。
1982年以降は、「Friesland」という社名で分社独立したため、
Melittaのロゴが入った食器は1982年以前に製造されたもの、ということになります。


*。・・。:。・。・*・。・*。:・。

いまでは当たり前のペーパーでコーヒーを抽出する方法。
かなり好きなエピソードのため個人的な解釈が強いご紹介内容になっているかもしれませんが…
人を想うとてもとても心温まるストーリー、
そしてくじけずに挑んだメリタ・ベンツさんの想いから生まれたメリタです。

店頭にある食器も、そんな背景に触れながら見てみてください:)



スタッフのお勉強も兼ねて店頭に置いている食器ノート。
こちらもご自由に手に取ってご覧くださいね。





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BY shiho yoshida | 2022-09-20 15:00:00 | 商品についてのちょっとしたお話, Diary

- David Weidman’s Art collection -
絶賛開催中の3DAYS GRUNGEです。



今月はたくさんの方とWeidmanさんのことについて話す機会が日々あります。
Weidmanコレクターの方とお互いのコレクションについてだったり、
好きな作品はどれか、
次欲しいものがどれか♪ の話だったり。
そしてもちろん、初めて知ってくださった方にもその魅力について紹介させて頂き、
ほっこり癒される時間を過ごせています♪

そんな中で、
最近盛り上がるひとネタがWeidmanさんのサインについて。

それぞれのシルクスクリーンを見ると、
作品の右下にWeidmanさんの直筆サインがしっかりと記されているのですが、
当たり前にそれぞれの書体が全く同じではない訳です。











Weidmanの''W''がやたらとふくよかな書体だったり、
(完成した高揚感がこの膨らみに現れてる??)

Weidmanの''n''の最後の伸びがしなやかだったり。
(完成までは寝れない!と徹夜して完成の安堵からちょっと睡魔に邪魔された??)

などなどと、
作品を仕上げたその瞬間の、
その時の様々な気持ちが書体に表れているのかな?と勝手に想像し、
Weidmanさんが描いている姿、表情を思わず頭に想い描いてしまいます。

そんな楽しみ方も是非店頭で ♪;)




LOOKBOOKページにてコーディネート紹介日々更新中です。





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BY shiho yoshida | 2022-08-29 19:00:00 | 新入荷情報, 商品についてのちょっとしたお話, Diary

Weidmanさんのが画集を開くと、一枚一枚の作品のページの片隅に
Serigraphの文字が。



Serigraph って??

「セリグラフ」と呼ばれ、
語源はラテン語seri(絹)+ ギリシャ語grapos(描く)だそう。

今回入荷する、David Weidmanさんの作品はシルクスクリーンアートです。

シルクスクリーンは孔版画の技法の一種であり、
インクが通過する穴とインクが通過しないところを作ることで版画の版を製版し、印刷する技法。
(孔版画の「孔」とは「突き抜けた穴」の意味)

昔は絹の布が孔版画のメッシュの材料として使われていたそうですが絹は耐久性に欠けるため、
合成繊維が実用化された後はポリエステルやナイロンなどの合成繊維の布が
孔版画のメッシュの材料として使われるようになっているそうです。


*・。・:*・。。・*・。・:。

現代は絹は孔版画に使われないのでスクリーンを使う孔版画の技法は、
英語で Screen printing または Serigraphyと言うそう。
Screen print または Serigraph とは、 
Screen printing または Serigraphy と呼ばれる版画の技法を使って作られた
''版画作品を呼ぶ言葉''というわけでした。

*・。・:*・。。・*・。・:。


原画をまじまじと見つめると、
幾重にも重なる色に目を奪われました。







何枚分の版を刷り合わせたのだろう。
何色のインクを使っているのだろう。
Weidmanさんが作業している様子を妄想しながら一枚一枚眺めてみることも
オススメいたします。


-David Weidman’s Art collection-
2022.9.2(fri) START


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BY shiho yoshida | 2022-02-19 13:00:00 | 商品についてのちょっとしたお話, Diary

「日々の暮らしの楽しみを生み出す毎日のアイデア」というテーマ。

2月に入り、おうち時間が増える中で掲げたテーマに合わせてまずは色に注目し、
色別コーディネート特集という形でLOOKBOOKページ内にて紹介してまいりました。
















色って不思議ですね。
色が違うだけでいろんな印象を人に与えます。

そして、
何色と何色を合わせるかと考えたり、
素材が違うものを一緒に飾ってみたり、
同じアイテムでも色や形が違えば全く雰囲気が変わったり。

暮らしの中でいろいろな彩りを楽しみたいなーって思ったのです。

’’彩り’’とは?
いろどること・配色、などの意味がまずはパッと思いつきますが、
実は、
「おもしろみや風情、華やかさなどを付け加えること」という意味も持っています。

ということを知ったときに、
それぞれのインテリアの時代背景や
色・素材、形でコーディネートしてみたり、
模様替えやリメイクすることも暮らしに’’彩り’’を加えることになるのでは?と思えたのでした;)

何気ない毎日。
当たり前の毎日。
ちょっとしたことで彩りを加えることができるはず。
それは暮らす空間の変化もそうかもしれないし、
こうやって生きる!と心の中で思うことだったりでもいいのかもしれません;)
話が逸れたような気がしますが・・・(笑)

みなさん、
マイライフ、満喫して生きましょう!


日々の暮らしに彩りを加えてくれるインテリア、
次回からは照明をご提案したいと計画中です。


 


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BY shiho yoshida | 2021-10-26 12:00:00 | 新入荷情報, 商品についてのちょっとしたお話

人形の上半身を取ると中にお香を立てる場所があり、
お香をたいて上半身を取り付けると口から煙が出ているような絵になる人形をご存じでしょうか。

パイプ人形や、煙出し人形と呼ばれたりするドイツの香炉、です。

ドレスデンなどのあるザクセン州のエルツ山脈のふもとで、古くから作られている木彫りの人形型で、
このあたり一帯には多くの木彫りの工房があるそうです。



昔、鉱山で栄えた村も冬には深い雪で閉ざされるため、
村人は現金収入を得るため菩提樹やもみの木などから木工品とおもちゃ作りに活路を見出したんですね。

クリスマスの時期になると、
ドイツではパイプ人形を鉱山労働者の置物、天使、クリスマスピラミッドなどと一緒に飾るそうです。

おもちゃ見本市などに出店したことがきっかけで世界中に広まることになったドイツのパイプ人形。
ヴィンテージはじめ、Kuhnert社から2021年モデルも届きます。




- パイプ人形祭 -
2021.11.3(wed) startを予定しております。


 

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