「ライティングビューローとは。」
書棚や引き出しなどの収納家具とデスクが一体化した家具のこと。
一見、チェストやキャビネットなどの収納家具に見えますが、
扉を手前に倒して操作したり、
天板を引き出したりすることでデスクとして使用することができます。
書くことを意味する「writing 」(ライティング)と、
引き出し付きの収納を意味する「bureau」(ビューロー)が組み合わさり
生まれた家具です。
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ビューローの起源には諸説ありますが、
17世紀頃のイギリスで誕生したといわれているそうです。
当時のイギリスでは東インド会社を通じ、
日本や中国から櫃(ひつ)と呼ばれる蓋付きの大型の箱を輸入していました。
これらの櫃に脚や台を取り付け、
装飾を施して収納家具として使用する文化が広まります。
現在のビューローの原型が生まれたという訳です。
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ビューローの最大の魅力は、
1台で複数の役割を果たす実用性の高い家具だということ。
デスクと収納の機能が一体化されており、
省スペースで書斎として活用できる点です。
冬は昼が短く、
必然的に室内で過ごす時間が長くなるという北欧の風土から生まれたビューローは、
機能性を追及したスタイリッシュなデザインが特徴♪
ただシンプルなだけでなく、
取っ手や脚の部分のディテールに個性があるのも
北欧生まれのビューローの特色です。
蓋となる扉に鏡がついていたり、扉にからくりがあったり♪
使い勝手を最大限に考え、
無駄を省いたシンプルなデザインでどんなインテリアにも馴染むから
人気も衰えない家具のひとつなのかなぁと感じます。
<写真は過去picから♪>
収納部分が豊富なもの。
デスクとしての機能が高いもの。
鏡がついているのでドレッサーとして使えるもの。
本も立てかけられるようなデザインになっているもの、などなど。
自分にとってのピッタリのビューローを探してみたくなりますよ;)