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BY shiho yoshida | 2020-07-24 09:00:00 | 商品についてのちょっとしたお話

steiffについて、ご存じでしょうか。

テディベアと言えば、Steiff・シュタイフ、のイメージを持っている方が多いと思います。



Steiff社の歴史を少々お話したいと思います。


*・:。:・・**。・:*・。。。:・。。:・::***・:。*・・:。*


1847年、創業者 マルガレーテ・シュタイフの誕生 

7月24日、ドイツの小さな町ギンゲンで、マルガレーテ・シュタイフはシュタイフ家の4人兄弟の
3番目の子どもとして生まれました。
マルガレーテは、わずか1才半のとき骨髄性小児麻痺を患い、両足と右手が不自由となるハンデを負い、
生涯車椅子と過ごす事になります。

1861年頃には洋裁学校に通いはじめ、そこで手芸の才能を開花。
姉妹でミシンを購入し、自宅の二階に洋裁店をスタートさせたことがシュタイフのはじまり、はじまり。



1877年 シュタイフ社の前身となる「フェルト・メール・オーダー・カンパニー」 が設立


1880年 世界で最初のぬいぐるみ誕生 
この年はシュタイフ創業の年とされています。

ある冬の日、小さなゾウのぬいぐるみが誕生したそうです。
マルガレーテ・シュタイフが自身の甥や姪におもちゃとして・大人の女性たちにはピンクッション(針刺し)として クリスマスにプレゼントすると、
その愛らしさがたちまち評判となり、
このゾウのぬいぐるみ欲しさに集まった人でお店は賑わったそうです。 


1893年 社名を「フェルト・トイ・カンパニー」に変更


1902年 テディベアが誕生
1897年から事業を手伝っていたマルガレーテの甥、リチャード・シュタイフが思いついたのが、
「本物のようなクマのぬいぐるみ」であり、
腕と脚を動かせる毛足の長いモヘアで作られたクマのぬいぐるみを設計し、これが世界で最初のテディベア
「55PB」だそうです。


1903年 テディベアブーム
ライプチヒの見本市で発表された「55PB」のクマのぬいぐるみがアメリカ人バイヤーの目にとまり、たっくさんの注文が入ったそうです。
シュタイフ社のクマのぬいぐるみは、当時ルーズベルト大統領の晩餐会のテーブルディスプレイとしても使われ、
ルーズベルト大統領のニックネーム‘セオドア=テディ’にちなんで、
クマのぬいぐるみはテディベアと呼ばれるようになり、一大ブームを巻き起こした、というわけです。




マルガレーテ姉妹の想い、
近しい人たちを喜ばせたい、笑顔が見たい、そんな想いから生まれたものってとても素晴らしいですね。


ご紹介したかった歴史だったので書き留めましたが、
長くなっちゃいました。。


お話したかったののにも理由があり、
何かと申しますと、

なんと!!
8月、シュタイフのぬいぐるみたちがお祝いにGRUNGEに来てくれます。

そうです、
入荷しちゃうわけです!!

8月はお店がオープンしたアニバーサリー月間というわけで、
とても楽しみに到着を待ちたいと思います。



こちらは、前回入荷しました羊さん。



羊年の私はあわよくばGetしたいと思っていたぬいぐるみでしたが、叶わず!!


さて、今回、羊は入荷するのか?!

クマは?
サルは?

え、首の長いアレも?


と、想像しながらみなさん、到着のお知らせをお待ちくださいね。


それでは、今日は雨ではありますが、
足元にはお気をつけて。





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BY shiho yoshida | 2020-07-12 10:18:55 | 商品についてのちょっとしたお話

本で読んだり、
取引をしているディーラーさんから聞いて知った 南ドイツの黒い森。


南ドイツの山岳地帯シュヴァルツヴァルト。
ドイツ語で 黒い森 を意味するシュヴァルツヴァルト地域は、
針葉樹が生い茂り上空から見ると黒く映ることから、その名がついたそうです。


生い茂る木々を伐採し、たくさん作られていた木製品のひとつが鳩時計。
ドイツと言ったら!の有名な鳩時計はシュヴァルツヴァルトが発祥の地だそうです。


JUNGHANSやKIENZLEの有名な時計メーカーが誕生したのも、19世紀初頭の南ドイツのシュヴァルツヴァルト。

何やら、時計の歴史を紐解いていったら面白そうな地域です。




これ、4年前くらいに一度だけ入荷したJUNGHANS社製の木製掛時計。

振り子式でした。



もうこんなのには出会えないじゃないかと思っている、貴重な掛時計。。

(※もちろん、あっという間にsoldになりました・・・:D)




到着を待っている陶器製掛時計も間もなく日本に到着しそうです。
無事に荷物が動いているようなひと安心。


みなさま、
今回入荷予定のラインナップもお楽しみに!!



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BY shiho yoshida | 2020-06-30 12:43:55 | 商品についてのちょっとしたお話

ロシアの白樺工芸品のベレスタが入荷中ではございますが、
今日は ‘木’つながり でのお話。


ドイツ生まれのパイプ人形をご存知ですか?





今店頭では、こんなおじさん型のパイプ人形を見ることが出来ます。

煙出し人形、と呼ばれたりもしますね:)
(パイプとか煙とか、どういうこと?については、また今度のお話で。)



パイプ人形は、ドレスデンなどのあるザクセン州のエルツ山脈のふもとで、古くから作られている木彫りの人形です。このあたり一帯には、多くの木彫りの工房があるそうですよ。

昔、鉱山で栄えた村も、冬には深い雪で閉ざされるため、村人は現金収入を得るために菩提樹やもみの木など、
山の木材を切り出して木工品とおもちゃ作りに活路を見出した、
そこからパイプ人形の歴史は始まってるんですね~。











数ある工房の中でも、
GRUNGEではKuhnert社のパイプ人形を取り扱っています。


1986年にFrider Kuhnertが創業したKuhnert社は
ドイツ・エルツ地方の伝統工芸を大切にしつつ、
現代的なデザインも積極的に取り入れ木工の可能性に挑戦し続けているメーカーです。


個人的には、
今連絡のやり取りをしているKuhnertの担当者とは会ったことがないのですが、
いつもメールの文面が優しい人です。
私は英語が得意ではございませんが、それでも文面から優しさを感じる人です。


勝手にイケメンだと思い込んでいます:D


木目がとても美しく、
思わず撫でたくなる曲線が美しい、Kuhnertのパイプ人形です。





昔、お店でお会いしたおじさまに聞いた話があります。
貿易関係のお仕事をされていた方で、いろいろな国の人と接している中で、
日本とドイツ、そしてデンマーク人の特徴があるそうです。

何だと思いますか?


木で作られたものを手に取った時に、
木肌をなでながら確かめる動作を自然とするのが、この3ヵ国の国の人の特徴だというお話だったんです。

なーるほど、と思いました。

確かに触るな。
滑らかだなー、とか、ザラザラしているな、とか、感触を確かめたり、
どうやって作られてるんだろうと確かめるためにもすごく触ってしまいます。


もちろん、他の国の方だってそうされる方もたくさんいると思いますが、
とてもその時の私にはすんなり、気持ちよくなれたお話でした。


こけしもね。




カイボイスンのおサルさんだって。




ということで、
近日中に Kuhnertのパイプ人形もWEBshopへ掲載予定です。
使い方含め、詳細はまた後日お話いたしますね。


長くなりました(;'∀')
では、みなさま、今日は雨が降るのかなぁ、
元気に過ごしましょう!





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