手ぬぐいの起源は諸説あるようですが、その原型は古くは奈良時代まで遡るようです。
当時は祭礼においての装身具として仕様されていたそうですが、
江戸時代に入ると綿花の栽培が盛んになり、
木綿の着物を作る際に出た端切れから生活必需品としての「手ぬぐい」が生まれたのです。
端切れから手ぬぐいとは、サスティナブルな考え方だなと感じました。
手ぬぐいってみなさん、とても便利なのですよ。
・拭く、ぬぐう
手や体を拭く。例えば首にかけて汗をぬぐう。
・かける
鏡やパソコンのほこり除けや、食事の時に食べカスキャッチのために膝にかける。
・くるむ、包む
お弁当を包む。ペットボトルの水滴対策に包む。
・切る、縫う
程よいサイズに切っておしぼりにしたり、巾着袋などの小物を縫う。
・飾る
フレーム入れて飾る。棒に取り付けてタペストリーとして飾る。
・贈る
ラッピングに利用する。
などなど!!
道具としての手ぬぐいにどこか興味が沸いてきませんか?:)
そして、みなさん、
手ぬぐいって切りっぱなしだからほつれてくるのですが、
ほつれてきたら切りましょう。
それを繰り返しながら使い込み何度も洗濯していると、ほつれはおさまります。
風合いが出てきて、手ぬぐいが育っていくわけです。
切りっぱなしの理由はもうひとつ。
縫い目を作らないことで水分が溜まりにくく綿の平織りなので乾きやすい。
雑菌も溜まりにくく衛生的というわけです。