第二次世界大戦後のドイツ。
国を挙げて窯業の再建に取り組んだそうです。
1940年代後半からもともと多く存在していた陶器の製造所も再び再建されていき、
陶器産業が盛り上がっていったそうです。
そんな中、生まれたものの中に、FatLavaの様な芸術品もあったわけですね。
2006年の7月から8月にかけてイギリスのキングスリン芸術センターで開催された、
Mid-Century West German Ceramicsの展示会は世界中から人が集まり大盛況だったそう。
特に西ドイツにて製造されていた陶磁器の中でも、溶岩のような厚い釉薬で表現された数々の作品に対して
「FatLava」という名前が付けられたのでしょうね。
とてもキャッチーでクールなネーミングだと個人的に思います。
とにかく、この時代のドイツ生まれの陶磁器作品は様々なデザインのものが数多く見られます。
今回開催している花瓶美術館では、まさにFatLavaらしい作品はじめたくさんの花瓶が集まっていますので、
是非、それぞれの特徴を確かめつつ、お楽しみくださいませ。